Concept <設計主旨>
日当たりを確保するために30度振った家
「防火地域に建つ木造2階建ての住宅」
防火地域内に木造2階建ての住宅を計画するには、木造の耐火建築物にするか延べ床面積を100u以下にして準耐火建築物にしなければならないので、この計画は、延べ床面積100u以下として計画を進めました。
また、施主の希望は、すべて平家だったのですが、この地域は、最低高さ7mという高度地域が指定してあり、建築面積の1/2以上を7mにしなければなりません。そのような条件から、いろいろと配置計画を検討し、日当たりの確保と延焼のおそれのある部分から建物を遠ざける意味で建物を30度振って計画しています。これにより、建物の南側に余裕ができ、1階の居間と玄関は、延焼のおそれのある範囲外となり、網入ガラスや鉄扉などを使わない計画となっています。
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