JW_CADはWindows95から使用していても、MS-DOSのアプリケーションソフトなので、MS-DOSのメインメモリが1MB(メガバイト)(ユーザー領域は640キロバイト)までという制約から逃れられません。EMSというメモリ拡張法をつかって、データ容量には余裕をもたせることができても、日影図や外部プログラムをJW_CADを起動したまま実行するには640キロバイトのメインメモリに空きがないと実行できないのです。ですから、いくらメモリを増設してもこのメッセージから逃れることはできません。このメッセージを出さずに日影図を描けるようにするには、RSWAPなどのソフトを利用することになります。
RSWAPはその640キロの領域からJW_CADの占めている部分をHDDに追い出すためのプログラムです。しかし、これもDOSのプログラムのため、機種との相性や細かい設定の違いにより、働いていないことがあります。確かめるには、オプション→外部コマンド→子プロセスでMS-DOSのプロンプトがでたら、[MEM]と入力し、空きメモリを見ます。400から500キロバイトの空きがあれば RSWAPは働いていますが、200キロバイト前後しかないようでしたらRSWAPの設定を見直してください。また、RSWAPでなく、SHROOMなどの別のソフトで試すのも良いでしょう。
 

図1:JW_CADから子プロセスでメモリの状況を調べた画面


 

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