パソコンが扱える文字には1バイトコード文字・2バイトコード文字というものがあり、コンピュータでは、文字をあらかじめ定められた規則により「コード」に変換して処理します。「1バイトコード文字」は、ANK文字(アルファベット(Alphabet)、数字(Numeric)、カナ(Kana)文字)ともいわれ、すべて1バイト(8ビット)で表現されます。「2バイトコード文字」は、漢字やひらがななどを表します。
 パソコンの画面に表示される文字はこの2つのコード文字です。通常ワープロソフトで文章を作っていく場合、文字の大きさやフォント(文字を表す書体)を指定したり、罫線を引いたり、段組をしたりといろいろな機能を使っていると思います。これらの情報(書式)を先のコード文字の情報と一緒に保存することでそのワープロソフト専用のファイルができるわけです。
 つまり、テキストデータとは、コード文字情報のみ持っているファイルのことで、書式は持っていません。このファイルはワープロソフトに関係なく文字情報を受け渡すことができる便利なファイル形式です。CADソフトでいえば「DXF」ファイルのようなものです。
 また、テキスト ファイルは64KB 以下のサイズであればWindows95のメモ帳で扱えます。64KB 以上のファイルを編集したりするには、ワードパッドやワープロソフト(WORDや一太郎等)を使います。
 ワープロソフトで編集した場合は、登録するときに「テキスト形式」を選択して登録すれば、拡張子が「TXT」というテキストファイルが出来上がります(図1)。
 

図1:ワードでテキストファイルを作成した画面


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