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1999年12月 DRA-CAD for Windows2.0が立ち上がらなくなってしまった Windows 98 SECOND EDITIONにアップデートを行ったら、DRA-CAD for Windows2.0が立ち上がらなくなってしまった。  Windows 98 SECOND EDITION にアップデートすると、自動的にInternet Explorerのバージョンが5になります。IE5をインストールする際に共有DLL(Windowsアプリケーションが共通に使用するシステムプログラム)の一部が 新しいバージョンに書き換わった影響で、システムプログラムの動作が以前の バージョンと異なってしまったため上記の現象が発生するようです。
   実際に、MFC42.DLL,MFC42LOC.DLLなどの日付やサイズ、バージョンなどが変更されています。 この現象は、Windows95にInternet Explorer5をインストールしても同様です。構造システムのホームページには、ダウンロードサービスがありますので、2.0.2.9以降にアップデートしてください。 (http://www.kozo.co.jp/drawin/download/download.html)
線種や線幅の設定を登録したい MPPやMPWファイルを読み込む場合や、新規作成時に、その都度線種や線幅の設定をしなおさなければなりませんが、設定を登録しておくことはできませんか? DRA-CAD for Windows2.0では、属性のインポートという機能で、他の図面の属性(レイヤ・カラー・線種・線幅)の設定を読み込むことができます。しかし、同じ環境で図面を作成する場合、この操作を毎回行うことは、面倒なので、Drawin.exeがあるフォルダ(インストールしたドライブ\Program Files\DRACAD for Windows ver2.0)の中にDrawin.mpzというファイルを登録しておくと、そのファイルの属性や印刷の設定を、新規作成とMPP,MPWファイルを開くときに初期値として読み込みます。 
したがって、参照したい属性を設定したファイルをDrawin.mpzという名前で、Drawin.exeがあるフォルダの中に保存すれば、その属性を読み込みますので毎回設定する必要がなくなります。なお、Drawin.mpzには図面データは必要ありません。
黒以外の色でかきたい 線色で何色を選んで描いても、画面上黒になってしまうのですが・・・。 「環境設定」コマンドの「表示」タブで「線色を印刷状態で表示」になっており「印刷の設定」で出力色が「白黒2値」もしくは「グレースケール」になっていると思われます。「線色を印刷状態で表示」のチェックを外してください。
「Dracache.bro」ファイルとは? データの保存先のフォルダに
Dracache.broという見慣れないファイルがいつのまにか保存されていますがこのファイルは何ですか?
「ファイル一覧」コマンドで、図面をサムネイル*表示するときの、サムネイルのイメージを保存してあるファイルです。
新規作成や、上書き保存をするたびにこのファイルを作成あるいは更新しておくと、「ファイル一覧」コマンドで図面をサムネイル表示するとき、表示が速くなります。このファイルを作成するかどうかは、「環境設定」コマンドの「図面」タブと「ファイル一覧」コマンドで設定できます。

*サムネイル(thumb nail)直訳すれば「親指の爪」という意味で、一般には、縮小表示画像を指します。

2000年1月 使用してきた環境を引き継いでアップデートしたい
DRA-CAD for Windows3.0にアップデートしようとしたところ、DRA-CAD for Windows2.0の環境(キー割付、POPUPメニュー等)を引き継ぐことはできないのでしょうか?
また、2.0をアンインストールするメッセージが出ませんが、アンインストールしなくても共存していて問題はありませんか?
今回のバージョンは、POPUPメニューが複数枚使用できるなど、かなり変更されているので、すべての環境の引継ができませんが、キー割付に関しては、環境設定コマンドの「その他」タブの環境の読み書きでキー割付の項目だけ移行させることが可能です。
Ver.2.0のDrawin.iniを作成している方は、エクスプローラで「DRACAD for Windows ver2.0」の中にあるDrawin.iniを一度削除してから「環境設定」→「その他」タブの「環境の読み書き」から「環境の書込み」で「ポップアップメニューのレイアウト」、「ツールバーの設定」以外をチェックして「書き込み」ボタンをクリックすると、「DRACAD for Windows ver2.0」フォルダの中にDrawin.iniファイルが作成されます。この作成したDrawin.iniをVer.3.0のプログラムフォルダ(通常はインストールしたドライブ\Program Files\DRA-CAD for Windows ver3.0)にコピーして、Ver.3.0で「環境の読込み」を行なうことで環境を移行することができます。 
なお、DRA-CAD for Windows2.0と3.0の共存は問題ありません。2.0が不要になりましたら、アンインストールしてください。POPUPシートは三次元コマンドも多数増えているので、2.0を参照しながら、自分なりのレイアウトにするのも良いでしょう。
DRA-CAD2 V2で作成したファイルの文字が綺麗に表示されない DRA-CAD2 V2で作成したMPPファイルをDRA-CAD for Windowsで、文字をMS P ゴシックにして開くと、文字の配置が綺麗に表示されません。 DRA-CAD2 V2で作成した文字データは、DRA-CADフォントを使っているため、高さと幅が指定されています。DRA-CAD for WindowsでTrue Typeフォント、特にプロポーショナルフォントを使う場合は、文字幅を0にするようにします。MPPファイルを開くときに、フォントの変更画面で「0」をクリックすると良いでしょう。 
 True TypeフォントはDRACADフォントと違って、高さで幅が自動的に決まります。DRACADフォント同様に文字の幅も設定してしまうと、文字間隔が開いてしまったりするのです。 
なお、フォントの名前に「P」が付いているフォントは、プロポーショナルフォントといって、文字ごとに文字幅を変えて、見た目に美しいように表示するフォントです。ですから、文字の種類によって同じ文字数でも文字列の長さが変わりますので、均等割付をしたい場合などには不向きです。用途によって使い分けてください。
同じバージョンなのに違うパソコンで開くと文字がきちんと表示されない DRA-CAD for Windowsで作成したデータを違うパソコンのDRA-CAD for Windowsで開いたら、文字の間隔が変わったり、文字化けしてしまう。バージョンも同じなのになぜか? おそらく、そのパソコンにインストールされていないフォントを使っていたのが原因だと思われます。パソコンには、アプリケーションをインストールすると、同時にそのアプリケーション専用のフォントをインストールすることがあります。つまり、パソコンにインストールされているソフトによって、搭載しているフォントに違いがあるのです。
特にNEC PC-98シリーズの多くには、「フォントアベニュー」(FAゴシック等)というフォントが搭載されていたので、そのフォントを使用して、DOS/V機で開くとこのような現象が起きます。しかしこれは、DRA-CAD for Windowsに限った話ではありません。 
一太郎などですと、搭載されているフォントがない場合は、その旨のメッセージを表示し、フォントを置換しますが、DRA-CAD for Windowsの場合は、文字を参照すると「DRA-CADフォント」と表示されてしまうので、少々混乱してしまいます。 
他のパソコンでも使うファイルには、なるべく特殊なフォントを使わない方がよいでしょう。
2000年2月 OLE機能を利用してデータを貼り付けたものが印刷できない Word上でオートシェイプを編集し、DRA-CAD for Windowsに貼り付けたデータを印刷したところ、レーザープリンタで印刷すると正しく印刷できません。 
インクジェットプリンタでは正常に印刷できます。なお、印刷プレビューでは、どちらのプリンタでも正常に表示されています。
プリンタドライバによって、うまく行くもの、だめなものがあるようです。
OLEオブジェクトを図面に重ねて貼り付けた場合、どう処理するかは、プリンタドライバに依存するようで、DRAWin側からはどうしようもないようです。
対処方法としてはOLEオブジェクトを重ねない。OLEオブジェクトを貼り付けた後にトレースしてDRA-CADのデータとするなど工夫してください。
OLE機能で貼り付けた図形部分が印刷されない OLEオブジェクトを含んだデータを印刷してもOLEオブジェクトが出力されません。 出力時に「90度回転」にチェックしていると、OLEオブジェクトは回転できないので、出力できません。
画面でも「ドラフタ」がONになっていると、OLEオブジェクトは表示できません。
OLE機能を利用して貼り付けた図形をDXF形式で保存できない OLEオブジェクトを貼り付けたデータをDXF形式で保存するとOLEオブジェクトが無くなってしまうのですが・・・。 OLEオブジェクトはCADデータではなく、他のアプリケーションで作成したデータ(BMP,JPG等)なので、DXFファイル形式に置き換えることができません。
例えば、CADで作成した計画概要図にBMP形式の白地図のデータを貼り込んだとします。
この状態でDXFファイルに変換すると、白地図のデータだけ欠落してしまいます。
また、MPZ形式以外の形式でデータを保存すると、OLEオブジェクトは保存されないので、OLEオブジェクトを含むデータはMPZ形式で保存してください。
2000年3月 思い通りの位置にスナップする
任意点スナップで、作図をしているのですが、スナップした位置と違うところにカーソルが飛びついてしまいます。
グリッド表示がONになっていると、任意点スナップモードでは、グリッドにスナップします。グリッドの色の初期設定は「黒」になっているので、おそらく画面背景色を黒にしていて、グリッド表示をONにしたのが原因と思われます。
思い通りのところにスナップできない時は、グリッドがONになっていないか確認してください。
「レイヤ一覧」のウインドウは大きくならないの? 「レイヤ一覧」のウインドウを大きくしたいのですが角をドラッグしても大きくなりません。「レイヤ一覧」のウインドウは大きくできないのでしょうか? 「レイヤ一覧」は表示にサムネイルを使っています。そのためサムネイルの大きさが一定なので、通常のウインドウのように任意の大きさにすることができません。サムネイルの大きさ分ドラッグしないと、ウインドウが大きくなりませんので、思いきってドラッグしてみてください。
ファイルにコメントを付ける DRA-CAD2 V2では、ファイル管理コマンドでファイルにコメントが付けられましたが、DRA-CAD for Windows ではどのようにしてファイルにコメントが付けられますか? 「ファイル」メニューの「図面設定」コマンドの「ステータスとコメント」タブでコメントの入力、修正ができます。コメントを付けておくと、「ファイル」メニューの「開く」でコメント表示にチェックを入れておくと、表示されるので、ロングファイル名を付けなくてもファイルの内容がわかりやすくなるので便利です。
2000年4月 BOU32を利用してファイルを関連づける 構造システムのWebサイトで、BOU32というフリーソフトを知りました。何か便利な活用方法があれば教えてください  BOU32は、DRA-CAD2 V2ファイル(MPP)とDRA-CAD α及びDRA-V3(DRA-Classic)ファイル(MPW)のためのユーティリティソフトで、ビューア、印刷、着色機能を備えています。このBOU32の便利な活用方法として、ビューア機能を利用した「ファイルの関連づけ」(エクスプローラでファイルをクリックするとBOU32が立ち上がり、ファイルを表示)を紹介します。 

●BOU32インストールの方法
 BOU32はSetup.exe等のインストールプログラムを持っていないので、ハードディスク等にディレクトリ(例えば \BOU32)を作成し、そこへBOU32の各ファイルをコピーします。エクスプローラでBOU32にある[BOU32.EXE][BOU32.INI][BOUDXF.TXT][README.TXT]とサンプルファイル等をコピーしてください。

●ファイルの関連づけ(その1)
「ファイルの関連づけ」とは、例えば、DRA-CAD for Windowsをインストールすると、拡張子MPZファイルは、エクスプローラでダブルクリックすると、DRA-CAD for Windows が立ち上がり、クリックしたファイルを表示するという機能です。 
ここでは、MPPファイルの設定を例にとって、手順を説明します。
 自分のパソコンのハードディスク内にあるMPPファイルをダブルクリックすると、[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログボックスが表示されます。
ダイアログボックス内右下の「その他」ボタンをクリックし、[アプリケーションから開く]ダイアログボックスを表示します。
ダイアログボックス内の「ファイルの場所」でBOU32を選択し、「ファイル名」でBOU32.EXEを選択します。
表示された[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログボックス内の「このファイルを開くときは、いつもこのアプリケーションを使う」にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします。
以上の設定で、次回からDRA-CAD2 V2で作成したMPPファイルはエクスプローラでクリックするとBOU32が立ち上がり、ビューアとして使用できるようになります。 
MPW形式のファイルも同様の手順で設定できます。

●ファイルの関連づけ(その2)
MPPファイルをDRA-CAD for Windowsや、DRA-V3で編集する際に便利なのが、エクスプローラでファイルを選択し、BOUで内容を確認後、DRA-CAD for WindowsやDRA-V3が立ち上がるようにする設定です。エクスプローラの右クリックに「DRA-V3で開く」及び「DRA-CAD for Windowsで開く」という項目を追加します。 
 DRA-CAD for Windowsの設定で手順を説明します。 
 まず、エクスプローラを立ち上げ、[表示]メニューから[フォルダオプション]を選択します。次に[ファイルタイプ]タブを選択し、MPPもしくはMPWファイルタイプを選択し、[編集]ボタンをクリックします。[ファイルタイプの編集]ダイアログボックス内の[新規]ボタンをクリックし、[新しいアクション]ダイアログボックスを表示します。[アクション]欄に[DRA-CAD for Windowsで開く]と記入し、[アクションを実行するアプリケーション]欄は、「参照」ボタンをクリックし、DRA-CAD for WindowsのDrawin.exeを指定し、「OK」ボタンをクリックします。 
以上で、エクスプローラのマウスの右クリックに[DRA-CAD for Windowsで開く]という項目が追加されます。 
DRA-V3も同様の手順で設定できます。

2000年5月 DRA-CADのバージョンの違いを知りたい! DRA-CADには、さまざまなバージョンがあるようですが、それぞれの特徴を教えてください。 DRA-CADは、1987年3月に「DRA-CAD Ver N」が発売され、1993年10月に「DRA-CAD2 V2」になりました。ここまでのDRA-CADは、NEC PC-98シリーズでのみ動作するCADでした。
1993年11月に「DRA-CADα Ver.1.0」が発売となり、DOS/V機にも対応しました。このシリーズには、途中Windows3.1に対応した「DRA-CADα for Windows」も同梱されていました。 
1996年12月にWindows95に対応した「DRA-CAD for Windows Ver.1.0」が発表され、いくつかのバージョンアップを経て、現在3次元対応の「DRA-CAD for Windows Ver.3.0」と2次元専用の「DRA-CAD LE」となっています。 
 また、「DRA-CAD2 V2」の操作系を継承した、Windows95/98/NTで動く建築用汎用CAD「DRA-CLassic(DRA-V3)」が、構造システムのグループ会社である「(株)建築データネット」より発売されています。
DRA-CAD2 V2とDRA-CAD for Windowsのデータ量の違いと使い分け ファイルの大きさについて。DRA-CAD V2(MPP)やDRA-CAD α,DRA-CLassic(MPW)に比べて、DRA-CAD for WindowsのMPZファイルはかなりファイルが大きくなります。目安としてどの位大きくなりますか? DRA-CAD for Windowsが採用している座標データの型は倍精度浮動小数点数です。DRA-CAD2 V2の採用している単精度整数と比較すると、データサイズで4倍以上になります。これは、例えばDRA-CAD2 V2では2mm方眼紙上に、DRA-CAD for Windowsでは1mm方眼紙上に作図しているとすれば図面精度は倍になりますが、データサイズとしては4倍とその方眼密度の差となります。表現できる数値も最大で 1.7976931348623158×10の308乗という想像を絶する大きさです。有効桁数が15桁もあるので、図形に対して回転や拡大縮小などの操作を繰り返し行なっても不具合が生じません。
また、MPZ形式は複合ファイルと呼ばれるもので、OLEオブジェクト(貼り込まれた図形データやExcelの表など)の情報なども保存できるので、DRA-CAD2の約5倍以上の大きさになってしまいます。
2000年6月 JPEG形式の画像データの貼り付け方がわからない デジタルカメラで撮影したJPEGデータを図面に貼り付けたいのですが、編集→オブジェクトの作成と貼付でファイルを指定するとアイコンの表示になってしまいます。JPEGデータは貼り付けられないのでしょうか? Windowsの標準的な画像ファイルはビットマップ(bmp)なので、bmp形式のファイルは、[オブジェクトの作成と貼付]で貼り付けられますが、JPEGの場合ファイル形式が圧縮ファイルのために直接読み込むことは現在DRA-CAD for Windowsではサポートしていないそうです。 
 例えばJPEGデータを貼り付けようとすると、筆者のパソコンではJPEGがPhotoshopに関連づけられているのでPhotoshopのアイコンになってしまいます。もちろんアイコンで表示には、チェックを入れていません。

 マニュアルによれば、このアイコンをクリックするとアプリケーションが立ち上がり、編集できるとありますが、Photoshopは立ち上がるもののファイル名は違うファイル名となって開き、終了しても画像としては表示されません。

 筆者は通常Photoshopを立ち上げて貼り付けたいファイルを開き、すべてを選択し、copy&pasteで図面に貼り付けています。
copy&pasteの場合クリップボード内でビットマップに変換されるために貼り付けが可能になります。

しかし、この方法だと、パソコンによってはメモリ不足でできないケースもあるので、Windows98でMicrosoftOffice搭載パソコンならば、次の方法もあります。

1.編集→オブジェクトの作成と貼付で新規作成→ペイントブラシの絵を指定する
2.画面がペイントの画面になるので(図3:5-02.bmp)、編集→ファイルから貼り付けを指定する。
3.ファイルの種類にJPGを指定して、貼り付けたいファイルを開く。
4.読み込まれた写真をドラッグして大きさを変更して終了。
なお、この方法は、gif形式のデータでも有効です。

DRA-CADで作成した図面を他のアプリケーションに貼り付けた場合のサイズは? DRA-CADの図面をクリップボードにコピーし、他のアプリケーションに貼り付けたときの図面のサイズはどうなりますか? 基本的にDRA-CAD側では図面縮尺でデータを渡します。つまり印刷時のサイズでそのまま渡されることになります。
  ただし矩形で選んだ領域のサイズが320mmを越える場合は320mmに縮小されますし、アプリケーションによっては、受け取り側の用紙が小さい場合は、自動的に縮小されます。 
  また、単位は0.01mmで受け渡されますので、他のアプリケーションで拡大して出力することも可能です。
2000年9月 複数のファイルを開いて、任意の順番で連続印刷したい DRA-CAD for Windowsで複数のファイルを開き連続印刷を行った場合、印刷の順番の規則性が分かりません。
例えば実施設計図を順番に印刷したいのですが、どうすればよいのでしょう。
なお、エクスプローラ上では、ファイル名は順番になっています。
連続印刷の方法には、「すべて印刷」と「リストから印刷」の2種類があります。「すべて印刷」で行う連続印刷の順番は、ファイルを開いた順番です。まとめて開いたときは、Windowsが決めた順番でファイルが開かれます。
Explorerで名前順にソートしてあることとは関係ありません。また、メニューバー「ウインドウ」のところで、開いた順番は確認することができます。
もし、違う順番で出力されたい場合は、「リストから印刷」を使い、ジャンプリストか連続印刷用のテキストファイルを作成する方法で対処するとよいでしょう。

ジャンプリストの作成方法
1.ジャンプコマンドをクリックします。
2.現在読み込まれたファイルリストが表示されます
3.リスト登録をクリックします。
4.ジャンプリストに名前を付けて保存します。
5.保存したジャンプリストをメモ帳やエディタで開きます。
6.順番を変えて上書き保存します。
7.DRA-CADに戻り、再度ジャンプコマンドをクリックし、リスト読み込みで上書きしたリストを読み込むと出力したい順番になっていることが確認できます。
8.連続印刷で「リストから印刷」を選択し、ファイル形式をジャンプリストとし、保存したジャンプリストを選べば、思い通りの順番で出力することができます。

複数の図面案を出力する際に、図面を区別したい 企画案などを作成しているとき、代案を複数作り、出力していると、どのファイルが必要なファイルなのか分からなくなってしまうときがあります。そこで、図面を出力するときに、ファイル名や出力したときの日付をどこかに一緒に印刷したいのですが、どうすればできるのでしょうか。 DRA-CAD for Windows Ver3.0より「印刷の設定」コマンドの中に、「ヘッダ、フッタの設定」という項目がつきました。ここで「ファイル名」だけでなく「パスつきのファイル名」「印刷日付」「印刷時刻」「ページ番号」「コメント」「保存日」「保存時刻」を、必要に応じてヘッダ(用紙の上部)あるいはフッタ(用紙の下部)に図面に付加して印刷する設定ができます。
2000年11月 塗りつぶす色と枠線の色を同じにしたい DRA-CAD for Windowsで塗りつぶしの色は自由に作成できますが、塗りつぶす枠の色を塗りつぶしの色と同じにするにはどうしたらよいでしょうか?  塗りつぶしの色は、属性設定コマンドでCのボタンのところをクリックして自由に作成できますが、線の色は、カラーコマンドで作成しておく必要があります。
はじめに塗りつぶしの色を作成したら、右側の赤(R)緑(G)青(U)の番号をメモしておきます。次にカラーコマンドを実行し、登録したい番号のところをダブルクリックします。先ほど作成した色のボックスをクリックし、OKを押すと、選択した番号が作成した色に変わるので、変更したい枠の色を属性変更コマンドで変更します。もし、先ほど作成した色が分からなくなってしまった場合は、色の作成をクリックし、先ほどメモした数値を入力してOKを押せば、登録ができます。
なお、DRA-CAD for Windowsでカラー登録できる色数は32色ですので、塗りつぶしコマンドで使う色もカラー登録しておくと便利です。
躯体部分の塗りつぶしを行いたい 企画設計をカラー出力しようと思い、躯体部分に塗りつぶしをしようとしてもうまくできないときがあります。 塗りつぶしをするには2種類の方法があります。一つは、塗りつぶしコマンドですが、このコマンドは、指定した領域を検索し、新たに閉じたポリラインを作成して塗りつぶします。図形としては一筆書きができ、単純なものでないとこのコマンドでは思うように塗れません。2つ目はポリライン変換を行い、ポリライン化し、塗りカラーを指定する方法です。このコマンドは形が複雑になるとポリラインの基点の違いで思うようにポリライン化できないときがあります。
また、思うようにいかずに何回もこのコマンドを実行してしまうと、線分が重なって増えてしまい、余計にポリライン化できないこともあります。
そこで、ポリライン化する場合は必ず「データ整理」コマンドで「二重線の削除」をしてから行うと良いでしょう。
それでもうまくいかない場合は、線の太さを一定にするとか、線が離れたりつき抜けたりしている部分をチェックし、「線分連結」で線分を連結するなどしてください。
なお、「ポリライン変換」では、後から編集がしやすいように「指定プリミティブの属性を指定」はチェックしない方がよいでしょう。また、塗りつぶすには「図形を閉じる」のチェックをします。属性指定でレイヤと「塗りカラー」を設定しておけばポリライン変換と同時に塗りつぶしができます。
ただし、ドーナツ状に抜けているところは、塗り重ねる必要があります。
白い紙に印刷するのであれば、白で塗りつぶすと良いでしょう。
塗りつぶしの順番はレイヤ順(1番が最上、200番が最下)なので、内側の白を小さいレイヤ番号にします。

  

 

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